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【臨床】手・腕・肩のしびれとガンステッド・カイロプラクティック

塩川 ガンステッド

病院の検査で異常なしと言われ、実際の根本原因の特定ができないとして扱われることが多いのが現状です。また、状態よってしびれる間隔や場所が人それぞれ異なる特徴があるので根本原因を見つけるのが非常に困難な症状の1つになります。

一般的なしびれに対しての治療法

塩川 ガンステッド

一般的に手・腕・肩のしびれは、頚部や背部にストレスを与えるような生活習慣によって椎間板が損傷して起こる場合、更年期のホルモンバランスの乱れによって起こる場合、糖尿病の合併症で起こる場合、上肢の血流障害によって起こる場合、胸郭出口症候群のような神経を圧迫して起こる場合と様々な原因が考えられます。

手・腕・肩のしびれの治療法として上記に挙げた外的要因を見直しながら、鎮痛薬、筋弛緩薬、神経の回復を助けるビタミンや血流をよくする薬、運動療法などのストレッチがありますが、症状が一時的に緩和されることはあっても根本原因の改善に至ることはありません。

手・腕・肩のしびれの根本原因を考える上で重要なことは、外的要因に意識を向けるのではなく、体の内に意識を向けることです。そもそも手・腕・肩のしびれは、身体の危険を知らせてくれる内からの大切な身体のシグナルです。カイロプラクティックでは、体の内に問題の根本原因が存在していると考えアプローチします。

カイロプラクティックでのアプローチ

塩川 ガンステッド

そもそもしびれとはどのようなメカニズムで起きているのでしょうか?長時間手を上げ続けることや、寝ている間に腕を圧迫してしまった時を想像してみてください。

腕や手がしびれて一時的に動けなくなった経験があると思います。これは、一時的に神経や血流の流れを阻害したことで、しびれを引き起こしたと考えられます。神経には、「痛い」という信号を脳に伝える役割があります。

血流が一定時間止まった後、血流が再開すると大量の活性酸素が発生し、痛みを引き起こす物質が発生すると言われます。通常シビレや痛みは一時的ですが時間と共に症状は軽減していきます。手・腕・肩のしびれも同様に、神経にストレスが加わっても時間と共に症状が緩和されれば問題はありません。手・腕・肩のしびれを考える上で、椎間板や骨の形や頭部の傾きなどの構造的な問題が重要視されますが、カイロプラクティックでは、神経の機能を第一に考えます。

神経を介して脳と体のサイクルが正常であれば、怪我をしても自然に治癒することもでき、外の環境が変化してもその環境に適応するように体はプログラムされています。本来、体には偉大な力が備わっていて、生まれた時から健康になるすべを知っているのです。しびれが一向に改善しない理由は、脳と体のサイクルに異常(サブラクセーション)が生じ、神経の損傷部分の修復が行われていない状態になっているのです。

ガンステッド・カイロプラクティックでのアプローチ

塩川 ガンステッド

神経の損傷は、痛みから始まり、シビレ、麻痺といった状態で進行していきます。 シビレの感覚は人それぞれですが、一般的には感覚がなくなってきている状態を意味しています。そのため、神経が治癒するにつれて痛みが現れてくることがあります。先に患者さなに伝えておくことで、安心したケアを提供することが出来ます。

痛みが強くなると、患者さまの多くは悪くなったと思い込んでしまいますので、先にお伝えすることが非常に重要になります。また、両方の手・腕・肩のシビレを伴う場合は、先に痛みが解消したあとに、シビレが最後に解消する特徴があります。

また、シビレの特徴は、進行するにつれて体の中心から離れていくように末端へと移動していきます。そのため、神経は治癒するにつれて感覚が正常になることで、痛みを感じることや、痛みやシビレが末端から体の中心へと戻ってくるようになります。このことを事前に患者さまにお伝えすることで、体のより変化を体感することができ、継続したケアが可能になります。

痛みを感じる神経(感覚神経)は、神経全体の10%以下で、症状が出るまでに神経の流れが妨げられている状態が数ヶ月、または数年続いている場合もあります。そして一度損傷した神経が再生する速度は、1日に約0.3~1ミリと言われています。

ケアを始めて約3ヶ月は、損傷した神経組織の修復にあたります。その後、約3ヶ月~6ヶ月で新たな神経ネットワークが作られ、更に効率化され失われた機能を回復していきます。損傷した度合いによって異なりますが、神経が完治するまでは約6ヶ月の治療計画の指導が必要になります。

自律神経の問題から考えるアプローチ

副交感神経の問題

片側の手や腕全体のシビレ
片側の指先全体のシビレ
片側の手掌側全体のシビレ
片側半身のシビレ:上部頚椎の問題/歯突起の骨折/脳梗塞の疑い

アジャストメント

上部頚椎の問題:後頭骨~C5(特にC1~C3)
*片側の手掌側全体のシビレの場合:アトラスの側方変位と前方変位側との関連性(右手掌のシビレ:ASR/ASRA)

交感神経の問題

両小指/両手/両腕のシビレ:交感神経の問題(体内の化学ホルモンバランス異常)

アジャストメント

体内の化学ホルモンバランス異常
甲状腺機能低下:C6~T3
副腎機能低下:T8~T12

頚椎の神経根から考えるアプローチ

肩からの腕の外側にかけての痛みやしびれ(肩が上げにくく、肘を曲げにくい)

C5神経根の問題:C4サブラクセーション

肩から上腕、親指と人差し指にかけての痛みやしびれ(手首を反りにくい)

C6神経根の問題:C5サブラクセーション

腕から中指にかけての痛みやしびれ(肘を伸ばしにくい)

C7神経根の問題:C6サブラクセーション

腕から小指にかけての痛みやしびれ(手の指を伸ばしにくくペットボトルのフタを締めにくい)

C8神経根の問題:C7サブラクセーション

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塩川 雅士

塩川 雅士

1980年、東京都生まれ。17才で渡米後、2004年パーマーカイロプラクティック大学を優等で卒業。D.C.の称号取得。米国ナショナルボード合格。日本カイロプラクティックリサーチ協会(JCRA)役員。2005年からカイロプラクターを育成する学校の運営と講師に携わり、現在、年間約300時間の講義やセミナーなどの活動を全国で精力的に行っている。
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