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【体表温度測定】検査において注意すべき6つの項目

①スライドさせる前の保持が大切

プローブの先端を皮膚に当てたら、いきなりスライドさせることは好ましくありません。まずはスコープをなじませる必要があります。皮膚に密着させたら針の振れが落ち着くまで2~3秒保持します。皮膚に付けてすぐにスライドさせていくと、針がブレイクのように鋭く動いてしまうことがあります。そうなると偽のブレイクを測定してしまうので、針の振れが落ち着くまで保持は徹底するようにしましょう。

②プローブの中心は常に棘突起

スコープには2つの突起があり、突起の先端には熱を感知するコイルが付いています。それぞれの先端は棘突起を中心に、左右同じ距離を維持する必要があります。どちらかに寄って測定すると1つの椎骨レベルでの左右差が正しく測定できなくなります。1つの椎骨から出る神経の上を測定するイメージで行うことが大切です。そのためにはアーム部分の中心に棘突起があるように意識しましょう。

③皮膚に対してスコープは90度

スコープの先端には熱を感知するコイル部分が付いています。このコイル部分が皮膚にピッタリと密着している必要がありますが、背骨には前湾/後湾などの生理的な湾曲があったり、脊柱起立筋の膨隆などもあります。こういった湾曲や膨隆を考慮して、皮膚に対して常に90度を維持ことが重要となります。

④器具は皮膚に密着

皮膚とコイルの間に空気が入ると、反対のコイルだけが熱に反応することになります。当然、熱に反応している側に針が触れていくので正しい検査ができなくなります。スコープの角度や左右の圧を確認しながら、皮膚にピッタリと密着させ、正しい情報を読み取ることが重要となります。

⑤左右等しい圧を維持

2つのプローブは、左右同じ圧で皮膚に密着させる必要があります。スコープをスライドさせている間も、両方の先端は同じ圧を維持します。どちらかの圧が軽すぎれば、片側(強く当たっている側)に針は振れていきます。偽のブレイクを拾ってしまう原因になりますので、前湾/後湾のカーブや脊柱起立筋の膨隆を考慮して、常に左右同じ圧を掛け続けることが重要となります。

⑥側弯症に注意

側弯症の場合は、スコープを斜めに傾けて測定することが必要となります。1つの椎骨レベルで温度の左右差を測定しているわけですから、側弯を考慮せずにスコープを真っすぐにしたまま検査をすると上下の椎骨での温度を測定することになります。単純に背中の温度を測定しているわけではなく、1つの椎骨から左右に出ている神経の圧迫(サブラクセーション)を見つける検査ということを忘れてはなりません。

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塩川 雅士

塩川 雅士

1980年、東京都生まれ。17才で渡米後、2004年パーマーカイロプラクティック大学を優等で卒業。D.C.の称号取得。米国ナショナルボード合格。日本カイロプラクティックリサーチ協会(JCRA)役員。2005年からカイロプラクターを育成する学校の運営と講師に携わり、現在、年間約300時間の講義やセミナーなどの活動を全国で精力的に行っている。
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